2014年1月の通信隊 冬空のスクリーン

今年も　ここ深谷通信隊の風景をひたすら映すことになりそうです。

少しずつ変化はあるものの　町中にぽっかり空いた丸い空間は
手が入らないだけ自然が本来の姿で残されています。
通信隊という性格上　高い建物はなく空を遮るものがありません。
広い空がキャンパスとなって　四季折々の美しい空模様を見せてくれます。

特に空気が澄み切った冬は　朝焼けも夕焼けも　ドラマチックにスクリーンを彩ります。
まだ薄暗い中をダイちゃん散歩に出かけ　刻々変わって行く東の空を眺める贅沢は
なににも代えがたい時間です（寒さなんかなんのその？）。

米軍からの返還は決まったものの　まだ具体的な動きはなく季節だけが巡っています。
この先どうなるのか　このまま残して欲しいというのが大多数の思いですが・・・

　　　　　　　　雲を掃く　　痩せた箒が　 　　立ち並ぶ　 　

　　　　　　　　枯れ野が続く　　ずっと向こうの山は　　たましい色

　　　　　　　　萌え生ずる　　 季節のために　　　

　　　　　　　　あなたは　　　必死で

　　　　　　　　わたしのからだを　　　 あたためる

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

今年は　もう少し本を読む時間がとれたらと思っています。
ついつい自分の好きな作家やジャンルの本ばかり手にしてしまうのですが
古典やちょっとでもアンテナに引っかかった本を読んでみようかと。
お薦めの本がありましたら　是非教えて下さい。

新年明けて　まずは夏目漱石の　『それから』
毎日少しずつ読んでいます＾＾

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　港の見える公園にて（1月3日）

コメント 27

おはようございます＾＾
凛とした空気感を感じる通信隊のお写真。とても素敵ですね。
お空のお色がまたなんとも言えず良いお色。輝くオレンジ色かなーとても綺麗ですね。
本はなかなか進みません。今一冊読み止しの本。もう一冊待機中。文学本ではなく藤原正彦先生の本。
なかなか読みたい本まで手が届かないうちに一日一日が過ぎて行きます。
by mimimomo (2014-01-13 07:07) 

お早うございます。
冬景色。
本はおおよそ読まぬ毎日に。
でも地域の掘り起こしはあれこれ。面白いです。
by 夏炉冬扇 (2014-01-13 08:21) 

タックンさんのブログから本の紹介を
いただき川本三郎さんの本結構読みました。
何年も本から遠ざかっていますので私も少し
腰を据えて読書しないといけませんね
通信隊の風景も楽しみにしています。
by きよたん (2014-01-13 12:06) 

いつもながら美しい景色ですね。
木々が箒とは素敵な表現ですね。
by 青の風画 (2014-01-13 12:25) 

＞雲を掃く　　痩せた箒が・・・
この表現が好きです。
by 斗夢 (2014-01-13 12:28) 

すっかり葉を落とした木々の向こうに広がる、
茜色の雲・・・、いいですね～
“雲を掃く　痩せた箒・・・”とても素敵な表現です！

東野圭吾さんのプラチナデータ、川上弘美さんの七夜物語の
２冊は途中まで読んで今は休憩中＾＾；
その他は　生きるのが楽になる禅語50、斎藤孝さんの四字熟語力、
金田一春彦さんのことばの歳時記　などを　思いついた時に
ペラペラめくる・・・、そんな日々です(笑)
禅語集には武田双雲氏の書が添えられていて、
その文字を見るだけでも　気持ちが安らぐ気がしています＾＾
by 東雲 (2014-01-13 14:16) 

＞mimimomoさん　こんばんは。
本当に　この時期の空模様は毎日でもカメラに収めたいほど
美しく変化に富んでいます。
毎朝夕　空ばかり見上げて歩いています＾＾

藤原正彦さんの本
『国家の品格』は知っていましたが読んだことはありません。
新田次郎さんと藤原ていさんの息子さんだとか
それだけでも興味が湧きました。




＞夏炉冬扇さん　こんばんは。
毎日お忙しそうですね。
地域の掘り起こし　後世に残せる大切な活動ですね。
長塚節研究も続けられているのでしょうか。
ますますのご活躍を＾＾





＞きよたんさん　こんばんは。
川本三郎さんの本は何度読み返しても面白いですね。
読むたびに町を散策してみたくなります。
きよたんさんのﾌﾞﾛｸﾞを見ても町散歩をしたくなるのですが＾＾






＞青の風画さん　こんばんは。
葉を落とした冬木立は　削ぎ落された美しさがありますね。
箒の例えはちょっとかなと思わないこともないですが
シルエットになると箒に見えてしまうのです＾＾





＞斗夢さん　こんばんは。
ありがとうございます＾＾
裸木　斗夢さんもおろした魚の骨に例えっていらっしゃいましたが（＾＾）
私は箒に見えてしまいました。
春の芽ぶきを秘めた箒です。





＞東雲さん　こんばんは。
朝夕の空が美しい季節ですね。
今日は真っ赤な太陽が丸いまま　ゆっくりと落ちて行くのを
見ました。荘厳な瞬間に立ち会っている気分でした。

ふふふ　休憩中の本があるのですね。
私も何冊か休憩中です＾＾
『生きるのが楽になる禅語50』　面白そうですね～
武田双雲氏の書が添えられていているのですか。
最近　本屋さんで書の本を取ることが多くなりました。
眺めるだけですが　そう気持ちが安らぐ感じ　確かに＾＾

四字熟語力　書道でも意味がわかると俄然その書く文字に
魂が入るような気がします＾＾
by タックン (2014-01-13 22:04) 

こんばんは。

燃えた空がとても素敵です。
凄い迫力ですね。

その広い空と広い地面が残るといいですね・・・・

最近、小説本を殆ど読んでいないなぁ・・・・
高校の頃井上靖が凄く好きでした。中でも「四角な船」と
「しろばんば」が好きだった・・という事を思い出しました(^^ゞ

また読む事があるかなぁ・・・
by トリエル (2014-01-13 23:59) 

トリエルさん　こんばんは。
本当に　何もなくていいので　このまま残ってくれたらと思います。
土日は草野球の子どもたちで賑わうのですが　この風景を
記憶できる子どもたちは幸せだろうと思います（私も＾＾）

井上靖さん　私も夢中で読んだ時があります。
小説も読みましたが　『北国』という井上さんの詩集が好きで
何度も読みました。
その詩集に書かれた風景を辿ってみたいとおもったり・・・
「四角な船」は読んだことがありませんが　是非読んでみようと思います。
by タックン (2014-01-14 20:31) 

寒中となり寒さが厳しくなってきましたね。毎朝、周辺は霜で真っ白です。私も今年は歴史物の本を中心に読書をしたいと思っています。
by 水郷楽人 (2014-01-15 12:09) 

水郷楽人さん　こんばんは。
ここ横浜でも　今朝は0℃以下　寒い朝でした。
野菜たちもこちこちです。
水郷楽人さんほど本格的な歴史考察はできませんが
改めて自分の国の歴史に興味が湧いていました。
今年は少し長いものを読んでみたいと思っています。
by タックン (2014-01-16 21:32) 

タックンさんの詩情をくすぐりつづける通信隊の美しい四季、
この自然の美しい季節がなかったら、この素敵なブログは成り立ちません。
何時までも、この大自然の美しさを、このまま残して欲しいです。

僕も読書が大好きで、タックンさんに読んで欲しい本がたくさんあります。
村上龍さんの本なんですが、人に貸しているので題名が思い出せません。
かえってきたら書くことにします。・・・僕はかなり惚けているのです。
宮本輝さんの「流転の海」と藤沢周平さんの「蝉しぐれ」も
読み応えのある作品でした。


by 未来 (2014-01-17 10:01) 

未来さん　こんばんは。
最初は猫ﾌﾞﾛｸﾞとして始めたのですが　いつの間にか通信隊ﾌﾞﾛｸﾞに
なってしまいました＾＾
いつなくなるかもしれないと思って記録しておこうと思ったのです。
ここ通信隊も　もっと日常的な風景が沢山あるのですが　写真は切り取ることができるので・・・
通信隊風景　いいとこ撮りと言われています＾＾

本のご紹介ありがとうございます。
「蝉しぐれ」は私も読みました。藤沢周平さんの眼差しに惹かれます。
宮本輝さんも人気の作家さんですよね。「流転の海」さがしてみます。
村上龍さんの本はどんな本でしょう？　楽しみにしています＾＾
by タックン (2014-01-17 21:00) 

通信隊を、まったくこのまま何も手をつけずに公園として残す、というワケにも
いかないんでしょうね．．．行政の都合上＾＾；・
私も、もっと本を読みたいと思っています。その時間を取るためには
もう少し、お酒を減らせばいいかな＾＾；。
by sakamono (2014-01-18 14:04) 

こんばんは＾＾
毎日寒いですね。今日は千葉の町のほうでも雪が降りました。
今晩も降る予報です。明日の朝がもっと寒いかしら（＞＜；
by mimimomo (2014-01-18 21:25) 

たましい色の山並み、言われて見ると、たしかにたましい色かも。
タックンさんは、翻訳小説はお読みになりますか？
私は今、修道女フィデルマのシリーズ新刊『翳深き谷』を読んでいます。
７世紀のアイルランドを舞台にした推理小説ですが、そんな昔のアイルランドで、王の妹とはいえ女性が弁護士として活躍できたんだと思うと痛快です。
もちろんフィクションですが、実際に古代アイルランド社会では女性にも男性とほとんど同じような権利が与えられていたとのことで、興味深いです。
by はてみ (2014-01-19 00:13) 

sakamonoさん　こんばんは。
どうなるのでしょう？
公園となると　どうしても管理されることになり
この開放感はなくなるだろうと思います。
今は「火気厳禁」の看板があるくらいで　特に禁止事項はありません。
犬たちがリードなしで自由に駆けめぐることが空間　
本当に貴重だと思います。
お酒が飲めるようになったのですね＾＾
お体のこともありますし　お酒は減らしてその分本を　はいいことだと思いますよ　書くこともでしょうか＾＾
by タックン (2014-01-19 19:53) 

mimimomoさん　こんばんは。
今日は夜中に雪の予報でしたが　朝起きて窓を開けたら
何の痕跡もありませんでした＾＾
でも今日は北風が吹き荒れて寒い一日でしたね。
夕方の富士山がくっきりときれいな姿を見せてくれました。
by タックン (2014-01-19 20:00) 

はてみさん　こんばんは。
はてみさんはお仕事柄　翻訳小説を読まれる機会が多いのですね。
私はなかなか自分から手に取ることは少なく　薦めてもらって読んでみるくらいでしょうか。
修道女フィデルマのシリーズ新刊『翳深き谷』
古代アイルランド社会・・・
すでに女性が弁護士として活躍できた時代だったのですね。

はてみさんが読まれていると思うと興味が湧きます。
図書館にあるのかなぁ・・・メモしておかなくては＾
by タックン (2014-01-19 20:36) 

通信隊の行く末が気になりますね。
せっかくのオープンスペースをそのまま原っぱとできればいいのですが。
本は好きですが、なかなか最後まで読めないまま次の本に手を出してしまいます。
今は村上春樹の「色彩を持たない・・」を読み始めています。
昔読んだ本では外岡秀俊の「北帰行」が好きです。
啄木の好きな北海道出身の青年が東京での夢破れ、啄木の足跡をたどって北へ帰るというストーリーでした。
by レイン (2014-01-20 01:03) 

子どものころに身の周りにあった風景、今では都会近くでは見ることができなくなった風景ですね。贅沢に見えますが必要なもの、残したいですね。
by 風船かずら (2014-01-20 15:24) 

レインさん　こんばんは。
返還の話があってからずいぶん経つのですが　具体的な話は聞えてきません。朝夕の空の美しさを眺めるたびに　このままであって欲しいと思ってしまいます。

私も一冊の本をじっくりと読む気力と体力がなくなっています。
図書館で借りても　読まずに返すことが多くなりました＾＾
村上春樹の「色彩を持たない・・」は　あっという間に読んだことは覚えているのですが・・・レインさんの読後感はいかがでしょう？
外岡秀俊の「北帰行」　面白そうですね。
啄木の足跡　私もいつかたどってみたい気持ちです。　
by タックン (2014-01-20 22:49) 

風船かずらさん　こんばんは。
子どもの頃こんな風景は当たり前で　特にどうともとも思わず過ごしたものでしたが　失ってみるとその大切さがわかりますね。
通信隊の四季の中で　いまさらながら自然のサイクルの確かさを知ることができます。
生命のバランスみたいなものかなぁ・・・（ちょっと大げさですが＾＾）
by タックン (2014-01-20 22:58) 

おはようございます＾＾
あの寒風吹きすさむ中、日本橋に出かけたのですが、東西線の窓から
富士山がくっきり見えましたよ＾＾　嬉しかったぁ～
by mimimomo (2014-01-21 06:32) 

mimimomoさん　こんばんは＾＾
あの日は本当に寒かったですね～
風が強くて思わずフードを被ってしまいました。
その風のおかげだったのでしょうか
車窓からの富士山のプレゼントですね。
中村征夫さんの写真展を見にいらしたとか
mimimomoさんは本当にフットワークがいいですね＾＾
by タックン (2014-01-21 20:41) 

今の季節、朝焼け、夕焼けが気になりますね。
我が家からは田んぼの方に出ないと見られないのが残念、
しかもいつも運転中です・・・

「それから」昔、あこがれましたね。
10年くらい前に読み返しました。
読み返してみると本当に若い頃分かって読んでいたのか
と思いましたね。
漱石は読み返しても面白いです。
by そらへい (2014-01-25 22:42) 

そらへいさん　こんばんは。
若い頃　勢いで読んだ本を　再び手に取ってみると
あぁこんな本だったのだと思うことがありますね。
「それから」は　若い頃ちょっと読んだだけで読み切れませんでした。
図書館で「それから」を見つけて　
何故「それから」なのだろうとふっと思いもう一度読んでみようと思ったのです。
朝夕のバスの中で読むだけで　なかなか進みませんが
じわじわと漱石の世界に取りこまれて行くような気がしています。
by タックン (2014-01-26 20:21)