2023年 3月の通信隊 [深谷通信隊の四季]
気が付けば3月も半ば、いつもより早い春の到来が
日々の暮らしを戸惑わせています。
毎朝の散歩道、休耕地となっている畑一面が
ホトケノザのピンクの花で埋められていました。
太陽が高くなる昼間、
光を浴びてそれはそれは見事な花畑です。
畑の小松菜もあっという間に菜花に。
畑のあちこちに黄色い小さな花畑を作っています。
犬のダイちゃんを散歩させていた時はたびたび出くわした朝焼け
思うように歩けない今は散歩で間に合った時だけになりました。
一刻一刻ダイナミックに変わって行く空模様は
ただただ見惚れるばかりです。
「霧が出ているわよ」と散歩友達に言われて慌てて通信隊へ
体全体がすっぽり包まれる霧中も私が着く頃は半分に
それでも霧の通信隊は幻想的です。
朝霧や 青の草地を 駆ける人
春霞 行き交う人は シルエット
平日の通信隊は野球少年たちの声も聞こえず
犬の散歩やウオーキングの人数人が
思い思いに歩いているだけで静まり返っています。
富士山がこんなにきれいに見えるのも後わずかでしょう。
大きな合歓木もまだ裸木のままです。
花の時期は思わず立ち止まってしまうほど美しい花をつけます。
枝が土手に映ってなんとなくアートだなと思って^^
彷徨って 春に遊ぶや 影法師
通信隊のはずれ、近くの保育園児たちが
列をなして歩いていました。
キャア!キャア!と可愛い叫びが聞こえてきます。
この道には何本かのエゴの木がありましたが
花咲く5月ころ、白い花が散って道は真っ白になります。
その風情に惹かれて遠回りしたものです。
老夫婦 エゴの花散る 路を行く
こんなに青い空は久しぶりです。
この日はどこを見ても雲一点もありませんでした。
変わり映えのない通信隊風景ですが
私にはそれが癒しとなっています。
桜の開花宣言もでた3月、この枯れ色の草原も
あっという間に緑の草地になるのでしょう。
****************************************
WBCで賑わう毎日、誰もがTVの前で侍ジャパンの投打に一喜一憂
コロナなどどこに行ったかのような歓喜に包まれています。
そんな中、3・11 震災の日
もう12年も過ぎたのかと思います。
あの日、横浜の障害を持っている人たちの日中支援施設に勤めていた私は
ホームの指示に従って、利用者さんを自宅まで送り届ける補助に回りました。
最後の利用者さんを届け終わったのが10時ころ、ラジオから流れる津波情報は
聞いていましたが、実際TVに映された津波の様には声も出ませんでした。
余震に揺れる町を帰路につきましたが、バスはとまったまま、家までの暗い道を歩きました。
見上げると月が煌々と照らされて、今この時も、東北であの大津波が起きているのが
嘘みたいな静けさでした。
煌々と 震災の夜の 月明り
それからは津波と原発、日本中が衝撃を受けた日々が続きました。
あれから12年。
福島の友人が短歌を送ってきました。
駅周り整備されども朽ち果てた家々そのまま明かり灯らず
被災者の心の時計は止まったまま動かす手立て自己責任か
12年というはどういう長さなのでしょう……
日々の暮らしを戸惑わせています。
毎朝の散歩道、休耕地となっている畑一面が
ホトケノザのピンクの花で埋められていました。
太陽が高くなる昼間、
光を浴びてそれはそれは見事な花畑です。
畑の小松菜もあっという間に菜花に。
畑のあちこちに黄色い小さな花畑を作っています。
犬のダイちゃんを散歩させていた時はたびたび出くわした朝焼け
思うように歩けない今は散歩で間に合った時だけになりました。
一刻一刻ダイナミックに変わって行く空模様は
ただただ見惚れるばかりです。
「霧が出ているわよ」と散歩友達に言われて慌てて通信隊へ
体全体がすっぽり包まれる霧中も私が着く頃は半分に
それでも霧の通信隊は幻想的です。
朝霧や 青の草地を 駆ける人
春霞 行き交う人は シルエット
平日の通信隊は野球少年たちの声も聞こえず
犬の散歩やウオーキングの人数人が
思い思いに歩いているだけで静まり返っています。
富士山がこんなにきれいに見えるのも後わずかでしょう。
大きな合歓木もまだ裸木のままです。
花の時期は思わず立ち止まってしまうほど美しい花をつけます。
枝が土手に映ってなんとなくアートだなと思って^^
彷徨って 春に遊ぶや 影法師
通信隊のはずれ、近くの保育園児たちが
列をなして歩いていました。
キャア!キャア!と可愛い叫びが聞こえてきます。
この道には何本かのエゴの木がありましたが
花咲く5月ころ、白い花が散って道は真っ白になります。
その風情に惹かれて遠回りしたものです。
老夫婦 エゴの花散る 路を行く
こんなに青い空は久しぶりです。
この日はどこを見ても雲一点もありませんでした。
変わり映えのない通信隊風景ですが
私にはそれが癒しとなっています。
桜の開花宣言もでた3月、この枯れ色の草原も
あっという間に緑の草地になるのでしょう。
****************************************
WBCで賑わう毎日、誰もがTVの前で侍ジャパンの投打に一喜一憂
コロナなどどこに行ったかのような歓喜に包まれています。
そんな中、3・11 震災の日
もう12年も過ぎたのかと思います。
あの日、横浜の障害を持っている人たちの日中支援施設に勤めていた私は
ホームの指示に従って、利用者さんを自宅まで送り届ける補助に回りました。
最後の利用者さんを届け終わったのが10時ころ、ラジオから流れる津波情報は
聞いていましたが、実際TVに映された津波の様には声も出ませんでした。
余震に揺れる町を帰路につきましたが、バスはとまったまま、家までの暗い道を歩きました。
見上げると月が煌々と照らされて、今この時も、東北であの大津波が起きているのが
嘘みたいな静けさでした。
煌々と 震災の夜の 月明り
それからは津波と原発、日本中が衝撃を受けた日々が続きました。
あれから12年。
福島の友人が短歌を送ってきました。
駅周り整備されども朽ち果てた家々そのまま明かり灯らず
被災者の心の時計は止まったまま動かす手立て自己責任か
12年というはどういう長さなのでしょう……
俳句の下の小道と木の影がいいですね。
ホトケノザも過ぎらしい群落。
ダイちゃん、思い出します。
by 夏炉冬扇 (2023-03-16 18:05)
こんばんは^^
仏の座のピンクの絨毯も朝焼けも、広いっていんあぁ~
富士山が見えるのも羨ましいですよ。このところ(コロナになって?)富士山とも縁遠いです。
今年は鎌倉まで足を延ばして富士山を拝みたい^^
エゴの白花びらの散った道、美しいでしょうね。
by mm (2023-03-16 18:51)
あれから12年たちましたね
長いようで短かった12年
課題はどんどん大きくなってきていますが
それがもう見えなくなってしまいそうなのが
心配です。
by kiyotan (2023-03-16 20:31)
夏炉冬扇さん こんにちは
ダイちゃんを覚えていてくださってありがとうございます。
この小径も何度も一緒に歩いたものです。
ホトケノザの勢いはすごいですね
あっという間にお花畑でした。
by タックン (2023-03-17 14:23)
mmさん こんにちは
ホトケノザのピンクのじゅうたん、あっという間に休耕地を埋め尽くす勢いでした。やはりこの暖かさのせいでしょうか。
エゴの小径、本当に真っ白になるほど散り重なって、5月の花咲く時が楽しみです。
鎌倉からも富士山はきれいに見えますね。夏になるとかすんでしまうので今がチャンスかも^^
by タックン (2023-03-17 14:30)
kiyotanさん こんにちは
すこしづつ復興している地域もありますが、福島はまだまだですね。汚染水流出など新たな問題に直面して、本当に丁寧に地元の意見を聞く耳があるのか疑問です。
12年、私たちの意識にも問い直す年月だと思います。
by タックン (2023-03-17 14:38)
ホトケノザは冬を越えるのもありますが
これだけ埋め尽くすと壮観ですね。
いつもの見慣れた道も季節ごとに趣が違って
時々で咲く花や景色が楽しまれますね。
俳句いいですね。
私もひねってみたいですが、カメラ撮るのに必死です(笑)
暖かくなってきて、鳥たちが虫を求めて動き回っています。
震災、被災された方がたの引き裂かれた思いは
何年経っても消えることはないのでしょうね。
by そらへい (2023-03-18 11:09)
そらへいさん こんにちは
ホトケノザ、こんなに見事な花畑は初めてです。
広い休耕地なのですがどこもかもピンクのじゅうたん
野草の力はすごいですね。
俳句は毎回同じような写真ばかりで、ちょっと変化をつけようと思って…下手で恥ずかしいです^^
3・11 今年はWBCの歓喜に押されてしまいましたが、単なる記念日としてはいけないと、改めて自分にも言い聞かせています。
by タックン (2023-03-18 12:10)
ホトケノザの花畑、うちの近所でもよく見かけます。
ホトケノザって強い花なんでしょうかね^^;。
私も今年の春は、早いように思います。
最後のネコ2匹の写真が、とてもよいです。
by sakamono (2023-03-20 16:03)
sakamonoさん こんにちは
ホトケノザの花畑、すごいですよね。
今年ほど鮮やかなのは初めてですが、これを野草というのは惜しい気がします。よく見ると可愛い花ですね。
最後の2匹の猫は兄妹猫、とても仲良しです^^
by タックン (2023-03-21 13:32)
いろいろと気ぜわしく久しぶりに伺いましたら、素敵な俳句、一段と上達されていますね。写真と俳句、遠く離れた地にいてもそこにいるようです。
by 風船かずら (2023-03-23 10:00)
風船かずらさん こんにちは
コメントありがとうございます。
相変わらずの風景写真、俳句もお見せできるものではないのですが、今行動範囲が狭くて何とか記事を埋めています。
あっという間に桜も満開、早い春に戸惑っています。
by タックン (2023-03-24 15:47)
代り映えのしない・・・通信隊風景? いえいえ、とても素敵な自然の息吹、季節や毎日の代り映えを見せて頂いています。
ホトケノザ、凄いです。こんな群生見たことありません@@;
景色とタックンさんの俳句いいなぁ・・・。すごくぴったりです。景色がまたひきたって、裏の方まで見えるような。 ^^
12年なんですね。12年もですけど、12年って・・・でもあるんですね。
by moz (2023-03-26 15:45)
mozさん こんにちは
コメントをありがとうございます。
犬のダイちゃんがいた時は、この丸い通信隊を一周したものでしたが、ダイちゃんもいなくなり、私も腰を痛めて距離を歩けなくなり、同じところばかりを歩いています^^;
俳句はさっと読み流してくださいね。
震災からの12年、あの衝撃はいまだ忘れることができません。
by タックン (2023-03-27 13:39)
Your blog is amazing. I easily found what I was looking for. In addition, the content quality is excellent. Thank you for your gentle push! https://totoghost.com
by 메이저사이트 (2023-08-30 16:09)
Thank you for sharing excellent information. Your website is very cool. The detailed information you provided on this website left a deep impression on me. It reveals your level of understanding of this topic. This webpage has been bookmarked and will come back to view more articles.https://www.totovera.com.
by 토토사이트추천 (2023-10-06 16:34)