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2023年 6月 梅雨時の通信隊 [深谷通信隊の四季]

6月もあと数えるほど、何もしていないのに時間だけが過ぎていきます。
梅雨時、雨の日が多くて散歩の回数が少なくなっています。
夕方、通信隊を歩いていると「朝も歩いていますよね」と声をかけられました。
ヨタヨタと歩いている私の姿は結構目立つのかもしれません。

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通信隊はカヤが背丈ほど茂っています。
例年は草刈り時期なのですが、今年はまだのようです。
生い茂る草を見ながら、雲雀は無事巣立ちができたかろうか、
雉の子供は隠れる場所があるだろうかなど
勝手にいらぬ心配をしています。

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雨が降るとあちこちに水たまり。
数年前はもっと大きな水たまりが池のようになって
カモがすいすいと泳いでいる光景が見られました。
今は少しずつ整備されて、水たまりも小さくなり
カモの出番も少なくなりました。

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久しぶりの朝焼け。
何とか日の出が撮れました。
草地は黄金色に染められて、よく見ると小さな草花たちが
いっせいに咲きだしています。

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そんな中に合歓木の花枝が。
誰かが手折って置いて行ったのかもしれません。
合歓の葉っぱがまだ閉じられていませんでした。
優しい花色になんとなく癒されました。
花枝はそのまま、黄金の草地に置いてきました。

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        ミントの花もあちこちに。

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そしてネジバナ。
大小のピンクの花が草地の中にその存在を見せていました。

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             可憐でしかもどこか凛としたネジバナ
             今年も見られてうれしくなりました。



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梅雨晴れ間
白い雲が夏を連想させます。
暑い暑いと言って、いつの間にか過ぎて行くのですね。

夏が苦手な私はとにかく頑張らなくてはと思う毎日です。

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プロ野球のセパ交流戦が終わりました。
初めての横浜DeNAの優勝!
久しぶりに選手の一投一打に興奮しました。

前回のセ・リーグ優勝が1998年(平成10年)、今年優勝すれば25年ぶりだそうです。
その当時は何度か横浜スタジアムに足を運んだものでしたが、それ以降はぱったり。
今は姪っ子が夢中になってスタジアム詣でです。

これからが本番、勝つことよりもいい試合をしてほしいです。
「勝たなきゃだめよ!」姪っ子の叫び^^
そりゃそうですね、ガンバレ ベイスターズ!!

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2023年 5月の通信隊 雉 [深谷通信隊の四季]

雉がしきりに啼いている。
草が生い茂っていてなかなか姿が見えない。
それぞれが自分のテリトリーを主張して
あちこちでケーンケーンと啼いている

                     (雉の写真は以前通信隊跡地で写したもの)

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雉と言えば、昔母方の祖父の家は蔵作りで一階が居住空間
その2階は終日窓が占められている座敷で
一歩足を踏み入れると独特の湿った匂いがした。

ひんやりとした空間に目をこらすと、棚に何羽もの鳥の剥製が浮かんできた。
その中に一段と派手な羽模様の雉がいた。
らんらんとした目が不気味で思わず後ずさりをしてしまうほど存在感があった。

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そんな雉でも我が家には正月近くになると
近所の人が狩りで仕留めた雉を持ってきてくれた。

まだ生暖かい雉を父は台所に逆さに吊るした。
血がぽたぽたと落ちるのを私たちは陰で見つめた。
雉は我が家の台所に不似合いなほど美しかった。

しばらくして、父は外でその雉をさばくのを子供たちに見せたがった。
羽をむしり、父は丁寧に雉の体をさばいていった。
「これが心臓、これが卵巣等大皿にきれいに並べていった。
ぐったりとした長い首だけが残っていった。
その首の真っ赤なとさかが生々しく、強烈な印象として記憶にのこっている。

今ならそんな場面を正視することができないが、当時の我が家はそれが当たり前だった。


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さばかれた雉肉は早速汁に入れられ、夕餉の食卓に並んだ。
その濃い味は今でもはっきり思い出せる。
美味しい美味しいと私たちは何回もお代わりをした。

今、ここ通信隊跡地で啼いている雉の声を聞くと
たちまち当時の味が思い出される.

だが今、国鳥でもある雉を再び食べたいとは思わない。

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        ドクダミの花


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                    キャットミントの花 

+++++++++++++++++++++++++++++++++++;++++       


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雉の写真を探していたらチューニャンの若い日の写真がでてきた。
十年以上も通信隊跡地で何匹もの子供を産み、育て,たくましく生き抜いたチューニャン
今は老後を我が家で過ごしている。この写真のようなたくましさはなくなって
ひっそりほとんど寝てばかりのおばちゃん猫。

その寝顔を見ていると同じように老いに向かっているわが身に重なってくる。

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2023年 5月の通信隊 踏青 [深谷通信隊の四季]

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5月。枯れ色だった草地はあっという間に緑一色の草地に。
一歩足を踏み込むだけで緑の匂いにむせ返るようです。
   
リハビリを兼ねて、毎朝5時半ぐらいに通信隊跡地を歩きます。
遠出はまだ無理なので同じコースを回るだけ。

早朝の草地は朝陽に照らされて、きらきらと輝いています。

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草をかき分けるように小道ができて
朝の散歩をする人々の「おはようございます」の声が聞こえます。

この茂った草地を見ると「踏青(とうせい)」という言葉が浮かびます。
「踏青」、または「青き踏む」
俳句では春の季語になっています。
由来は中国の古い習慣から来てるということですが
今では春の野山の青草を踏んで遊ぶ
「萌えた緑の草を踏むという色感も、感触も備わっている」と歳時記に。

  来し方に悔いなき青を踏みにけり  安住 敦

  踏青や古き石階あるばかり     高浜 虚子



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今の私にこの緑の中に飛び込めと言われても無理な話ですが
今は亡き犬のダイちゃんと歩いていたころは、泳ぐように草地の中を歩いたものです。

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連休中は暖かったものの、風が強くてヨタヨタ歩きの私は飛ばされそうでした。
そんな朝、久しぶりに大きな白い雲が見られました。
白い雲の中に小さな黒いリングのような雲も(見えるかな)不思議な空模様でした。


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競馬の本を買いました^^
土曜日のテレビ東京」ウイニング競馬」のレギュラー、キャップテン渡辺さんの『神の馬券術』

家にいるようになってから、土日の競馬番組をなんとなく見るようになり
そのうち馬の美しさに惹かれ、競馬の面白さが少しづつわかるようになって
土日が楽しみになりました。
と言っても競馬についてはチンプンカンプン、言葉も賭ける仕組みもわかりません。
馬の名前が9文字以内ということもブログ友middrinnさんからお聞きして初めて知りました。
キャップテンさんが番組で本を出したのを知り、基本がわかるかなと購入しました。
ワクワクしながら開いたのですが、やっぱりド素人には難しい。
賭けようとは思いませんが、気に入った馬が勝つ喜びを味わいたいです。

それにしても馬の走る姿は美しい。


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2023年 3月の通信隊  [深谷通信隊の四季]

気が付けば3月も半ば、いつもより早い春の到来が
日々の暮らしを戸惑わせています。
毎朝の散歩道、休耕地となっている畑一面が
ホトケノザのピンクの花で埋められていました。
太陽が高くなる昼間、
光を浴びてそれはそれは見事な花畑です。

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畑の小松菜もあっという間に菜花に。
畑のあちこちに黄色い小さな花畑を作っています。


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犬のダイちゃんを散歩させていた時はたびたび出くわした朝焼け
思うように歩けない今は散歩で間に合った時だけになりました。
一刻一刻ダイナミックに変わって行く空模様は
ただただ見惚れるばかりです。

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「霧が出ているわよ」と散歩友達に言われて慌てて通信隊へ
体全体がすっぽり包まれる霧中も私が着く頃は半分に
それでも霧の通信隊は幻想的です。

  朝霧や 青の草地を 駆ける人

  春霞 行き交う人は シルエット

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平日の通信隊は野球少年たちの声も聞こえず
犬の散歩やウオーキングの人数人が
思い思いに歩いているだけで静まり返っています。

富士山がこんなにきれいに見えるのも後わずかでしょう。

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大きな合歓木もまだ裸木のままです。
花の時期は思わず立ち止まってしまうほど美しい花をつけます。
枝が土手に映ってなんとなくアートだなと思って^^

  彷徨って 春に遊ぶや 影法師


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通信隊のはずれ、近くの保育園児たちが
列をなして歩いていました。
キャア!キャア!と可愛い叫びが聞こえてきます。


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この道には何本かのエゴの木がありましたが
花咲く5月ころ、白い花が散って道は真っ白になります。
その風情に惹かれて遠回りしたものです。

   老夫婦 エゴの花散る 路を行く


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こんなに青い空は久しぶりです。
この日はどこを見ても雲一点もありませんでした。


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変わり映えのない通信隊風景ですが
私にはそれが癒しとなっています。
桜の開花宣言もでた3月、この枯れ色の草原も
あっという間に緑の草地になるのでしょう。

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WBCで賑わう毎日、誰もがTVの前で侍ジャパンの投打に一喜一憂
コロナなどどこに行ったかのような歓喜に包まれています。

そんな中、3・11 震災の日

もう12年も過ぎたのかと思います。

あの日、横浜の障害を持っている人たちの日中支援施設に勤めていた私は
ホームの指示に従って、利用者さんを自宅まで送り届ける補助に回りました。
最後の利用者さんを届け終わったのが10時ころ、ラジオから流れる津波情報は
聞いていましたが、実際TVに映された津波の様には声も出ませんでした。
余震に揺れる町を帰路につきましたが、バスはとまったまま、家までの暗い道を歩きました。
見上げると月が煌々と照らされて、今この時も、東北であの大津波が起きているのが
嘘みたいな静けさでした。

   煌々と 震災の夜の 月明り 

それからは津波と原発、日本中が衝撃を受けた日々が続きました。

あれから12年。
福島の友人が短歌を送ってきました。

   駅周り整備されども朽ち果てた家々そのまま明かり灯らず

   被災者の心の時計は止まったまま動かす手立て自己責任か

12年というはどういう長さなのでしょう……


         

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2023年 2月の通信隊 [深谷通信隊の四季]

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2月も気がついてみれば半ばを過ぎている。
私の場合腰がまだ本調子ではないので、病院以外どこかに出かけることがないのに
それでも日々があっという間に過ぎている。

この日は、連れ合いが畑で使う笹を取ってきたいというので、
通信隊のはずれにある雑木林まで付いて行った。
笹はスナックエンドウや絹サヤの芽に支えるために必要らしい。

久しぶりにこの広い道を歩いた。
草地はまだまだ枯れ色だが、よく見ると青い草が土を盛り上げ、小さな花々が咲いている。
桜の咲くころはあっという間に草色に染められているのだろう。


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空はパステル色 春の空だ。
正面に富士山がすっきりと見える。


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雑木林は以前と比べてずいぶんと小さくなった。
冬だからかもしれないがなんだかさびしい。

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雑木林の小径に落ち葉や小枝が積り、歩くのも大変だが目的の笹は両方に茂っていた。

昔はこの木々の間を台湾リスが飛び回っていたが今はどうしているのだろうか。
台湾リスもそうだが雉の鳴き声もしばらく聞いていない。

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通信隊があったとき、何かの土台だったのか
がっしりとした石に水が溜まっていた。


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途中、一本だけの紅梅が満開。


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振り向くと、いつもの猫がきょとんと
どうやら私たちを見かけてついてきたらしい。

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遠く枯れたクルミの木にやや大型の鳥が止まっていた。
私のカメラでは何の鳥か見極めることができない。
カラスでないのは確かだが。


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通信隊はちょっとした雨でも水たまりができる。
昔はカモが泳げるほど大きな水たまりができた。
今は亡き犬のダイちゃんが、喜び勇んで水と戯れていた日の事が懐かしい。

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平日の野球グランドはひっそりとして、あの休日の喧騒が嘘みたいだ。
連れ合いが笹を取る間、このベンチに座って休憩、空を見ながら思い切り深呼吸。
あぁ何だろう、この解放感は!

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両手に抱えきれないほどの笹を引きずって連れ合いが戻ってきた。
いつもの道をカサカサ音をたてての帰路、私は少しルンルン気分。

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梅の枝を枕元に飾りました。
あまりにごちゃごちゃしていて、肝心の梅の花が見えにくいですね。
100均で買ったお雛様以外はみんないただき物。
猫好きだと思われているようで、あちこちから猫グッツが集まります^^

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2023年 1月の通信隊  [深谷通信隊の四季]

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この時期の通信隊は枯れ色一色
何を写しても同じような写真になってしまいます。

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富士山の上高く、明け方の月の残像がくっきりと見えました。


今年もモグラ塚があちこちに黒い土を盛り上げています。
このモグラ塚を見るとまだ冬本番なのに「春が近い」と感じます。
どれほどのモグラが土の下を行き来しているのやら。
時々息絶えたモグラに出会うことがあります。
よく見るとベルベットのような皮膚で覆われていて、思わず触ってみたくなります。

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        カラスもくろぐろ、つやつや

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蝋梅もチラホラと

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すっかり葉を落とした雑木林に朝日が差し込みます。
一瞬林は真っ赤に染まり、落ち葉を踏む音も止まります。

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      1月もあっという間に過ぎて行くのでしょう。
      枯れ色の通信隊でも空のキャンパスは春を感じさせます。

      一抱えもある水仙を妹が届けてくれました。
      玄関は春の香りでいっぱい。

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川本三郎さんの本だったろうか
自分の暮しの中に「禁止事項を作る」というのが書かれていたのをふっと思い出した。

「する」より「しない」ことのほうが大事ではないか。
他の人間がしていることでも、自分はしない。そういう禁止事項を作る。
「しない」ことを増やすことで、身を律するというようなこと。

だからどうだという事でもないけれど^^


雨の日
何となくこの歌が浮かんできた。

井上陽水 『青空、ひとりきり』
 
 楽しいことなら 何でもやりたい
 笑える場所なら どこへでも行く
 悲しい人とは 会いたくもない
 涙の言葉で ぬれたくはない
 青空 あの日の青空 ひとりきり

         何かを大切にしていたいけど
         体でもないし 心でもない
         きらめくような 想い出でもない
         ましてや我が身の 明日でもない
         浮雲 ぽっかり浮雲 ひとりきり

 仲良しこよしは なんだかあやしい
 夕焼けこやけは それよりさみしい
 ひとりで見るのが はかない夢なら
 ふたりで見るのは たいくつテレビ
 星屑 夜空は星屑 ひとりきり

         楽しいことなら 何でもやりたい
         笑える場所なら どこへでも行く


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2022年11月  晩秋の通信隊 [深谷通信隊の四季]

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月日があっという間に過ぎてきます。
通信隊は刈り取られた草地がどこまでも広がっているだけで
吹き溜まる落葉さえも彩り鮮やかです。

この時期になると時々朝もやが通信隊を包みます。
歩いている人の姿がすっすっと消えて行くのが不思議な光景です。

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優しい朝焼け

その後富士山がくっきりと。
この日はまだ冠雪がありませんでした。


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別の日の朝

雲間にうっすらと虹

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これからは雪をかぶった美しい富士山がみられます。
いよいよ本格的な冬に
今年もあっという間に過ぎてしまうのでしょう。

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おまけ

畑で採れたタケノコ芋と里芋
初収穫でした。

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2022年 10月初旬の通信隊 [深谷通信隊の四季]

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早朝、リハビリを兼ねて近くを歩きます。
この日は朝焼けがきれいだったので、通信隊まで行ってみました。
すれ違う人だれかれとなく「きれいですねぇ」と。


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カヤやススキが背丈ほど伸びていましたが
この後すっかり刈り取られていました。


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ちょっと前に撮ったヒガンバナ


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クサギかな(?)に絡まっている小さな朝顔
淡い色がきれい


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草紅葉と雉

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野葡萄の実
日に日にルビー色を濃くしていきます。

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通信隊猫「フー」

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最近読んだ猫の本

☆「まる ありがとう 」養老孟司著 西日本出版
  NHKEテレのドキュメント番組 猫メンタリー「猫も、杓子も」
  2018年5月に放映された「養老センセイとまる 鎌倉に暮らす」は
  録画して何度も見ているお気に入りだ。
  鎌倉に住む養老先生と20歳近い老猫まるの日常が淡々と映されている。
  陽だまりに寝転ぶまると、それをただ見守っている老作家。
  画面全体からゆったりとした時間が流れてくる。
  有名な養老先生の本は1作も読んだことはないが、この映像だけでファンになった。
  そのまるが2020年12月に息を引き取った。 
  この本は、その後のまるの死を語った本だ。
  あっという間に読めてしまう本だが、まるへの思いが静かに伝わってくる。

  そうかと思いながらも、私はまるが生きていた時の
 「養老センセイとまる 鎌倉に暮らす」の映像を何度でも見たくなるのだ。


 

☆ 「おじさんと河原猫 うちのシロ」  太田康介著 扶桑社

  帯に「多摩川河川敷で暮らしていた“愛され猫”の物語」と書かれている。

  多摩川河川敷で暮らすホームレスの3人のおじさんと、
  そこに捨てられた猫たちの物語。
  前にNHKの「ダーウィンが来た!」で多摩川で暮らす動物たちというのを見た。
  タヌキやカワウソ、アライグマ、キツネ、鹿もいた。
  そして多数の猫とホームレスの家。
  それぞれがたくましく生きているのを見た後、
  2019年10月、台風19号による洪水があって多摩川は氾濫。
  激しく流れる川の映像を見ながら、
  あの動物たちはどうしただろうと気になった。
  そんな時にこの本を見つけた。
  外で生きるという事はやっぱり厳しいのだ。
  たまたま土手の上にいた猫たちは助かったが
  ほとんどの猫は流れに飲み込まれてしまったとか。

  後半は、その中の真っ白な猫シロとの暮らし。
  ホームレスだったKさんから引き継いだ猫だ。
  シロは「愛され猫」として作者の家で天寿を全うした。

  猫の物語は猫数分だけあるなと思いながら読んだ本。

  

 ☆猫踏ん(?)ゃった俳句 村松友(?)著  角川学芸出版

 (?)の所の文字が打てません。


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 この本はまだ読み切れていない。
 目次を見ただけで面白そうと手に取ったが、なかなかさっとは読めない。

 「猫というのはあなどれぬ存在で、塀の上で欠伸でもすれば、名人上手達人に
  俳句のシャッターを押させてしまう強者だ」と

 内田百閒、芭蕉、一茶、久保田万太郎、漱石、蕪村、鏡花、芥川龍之介、虚子、鬼貫、
 楸邨、碧梧桐、子規、三鬼、真砂女、山頭火、尾崎放哉、石田波郷、橋本多佳子、
 鈴木しづ子等著名な俳人たちの猫句を通して、俳句を語っていく本。
 猫俳句だけを語っているわけではないが、猫と俳人の玄妙な関係(帯に書いてあった)
 が知れて面白い。

 内田百閒と聞けば「ノラや」がすぐ思い浮かぶ。
 失踪した猫を捜し求める身の振りかまわぬ様子が、それだけで本になるとは。



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2022年9月 ダイちゃんのいない通信隊 [深谷通信隊の四季]

ひさしぶりの通信隊です。
相変わらず草地ばかりで、空だけがどこまでも広がっています。
この地を歩くのは何ヶ月ぶりだろうか・・・・
思いがけず腰の具合が悪化して、入院治療を余儀なくされました。
ようやくたどたどしいながらも歩くことができるようになり、
欝々していた心も少し解放されてきました。

その間、通信隊散歩の相棒だった犬の「ダイちゃん」が老衰で静かに
旅立ちました。
このブログを始めた頃からの付き合いで、ダイちゃんが居たからこそ
この通信隊ブログを続けられたのです。
ダイちゃんのいない通信隊・・・・・
しみじみと年月を感じます。
それは思うように動けない自分の老いを重ねることかもしれません。


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通信隊は定期的に草刈りが行われていて、
昔ほど草ボーボーという状態ではありませんが
それでも一歩入り込むと、どこまでも緑の世界です。

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今回の通信隊散歩の楽しみにツルボが咲いているかがありました。
咲いていたのは咲いていたのですが、もう終わりで枯れかかっていました。
数年前は、あちこち一面に薄紫の花畑を見つけられたものでしたが、
今は探して歩かなければなりません。
ツルボだけでなくツリガネニンジン、ワレモコウ、ヒガンバナなど
季節の花があちこちに咲いていました。



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金網の中には朽ちかけた建物が点在しています。
ここが米軍の通信基地だったという名残です。
市に返還されてもうかなりの時間が経つのに、
未だ跡地の使い道が伝えられていません。

私たち住民すれば、このままでいいのにという意見が
圧倒的なのですが、さてどうなるやら。 

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************************************

我家には今3匹の猫がいます。
3匹とも通信隊で拾った猫で、12歳から16歳、お年寄り猫です。
この仔たちを見送るまでは何とか元気でいなければと、こんな姿を見ていると
力が湧いてきます。

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 - トントン(14歳)-


久しぶりのブログ、やり方が忘れてしまって、ようやくここまで来ました。
思うように行きたいところに行けない状態なので、のんびりブログになると思います。
またお付き合いをよろしくお願いいたします。

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2019年 4月の通信隊 [深谷通信隊の四季]

一年ぶりの更新です^^;
桜が散って緑が日に日に濃くなって行きます。
4月の通信隊は相変わらずの風景。

緑の草地は、キジやヒバリ、ツグミ、ムクドリ、時々タヌキも姿を見せて、
春を謳歌する生き物たちでにぎやかです。


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久しぶりにダイちゃんと通信隊を歩きました。
ダイちゃんも14歳。
グイグイと引っ張られて歩いた頃が嘘のように
私たちの後ろをとぼとぼと付いています。
それでも穏やかな日差しの中の散歩は気持ちよさそうで
時々休みながら通信隊を回りました。


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通信隊猫フーも元気です。

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通信隊猫だったチューニャンも
余生を我が家でのんびり過ごしています。

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整備が始まった通信隊跡地にわずかに残る森
その森への入り口
ムラサキケマンの花が咲いていました。

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木々たちがそれぞれに枝をのばし
新緑の美しいグラデーションを見せています。

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更新したいと思いながらも、思う傍で時間がどんどん過ぎて行きます。
通信隊跡地も、具体的な整備のアウトラインが決まってきたようで、
これからは日々この風景が変わって行くのでしょう。
それを見つめながら、記録の残していこうと思っています。

またお付き合いをよろしくお願いします^^

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