ベンのことなど・・・

    日本海側は大雪だというのに、ここ横浜は抜けるような青空でした。

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　久しぶりに　だいすけ君の散歩に付き合いました。

　　　　　だいすけ君は近所の犬です。

　　　　　飼い主さんが体調を崩しているので、運動を兼ねてダンツクさんが

　　　　　散歩代行をしています。

　　　　　だいすけ君は柴犬の若い犬、きかん気も強く出会う犬出会う犬に

　　　　　挑みかかるのですが、このワンちゃん（あやちゃんと言っていたなぁ）

　　　　　とはお友達だそうで、とにかく楽しそうに駆け回っていました。

　　　　　犬にも相性があるのですね。

　　　　　飛びついては転げ回り・・・駈けだしては飛びかかり・・・　　

 

　　　　ベンのことを思い出しました・・・。

　　　　　　　　　　　　

　　　今年の１月２日（もう１年になる・・・）　駐車場でうろついている犬に会いました。

　　　２日ほど様子を見てましたが、飼い主は現れませんでした。

　　　餌は食べるものの、近づくと唸り、何とか町内の犬を飼っている人たちの

　　　助けをかりて保護しました。

　　　それからが大変でした。それぞれに事情があり、この犬を家に引き取る事の　　

　　　できる人はなく、とりあえず獣医さんに預けました。迷い犬のチラシをあちこちに

　　　貼っても反応無し。里親捜しにチラシを切り替えても、獣医さんのところに置いて

　　　もらうのも限度があり、ゲージを借りてわが家に引き取りました。

　　　わが家も当時７匹の猫がいて、またダンツクさんの事務所移転等この犬と落ち着いて

　　　付き合うことができず、ゲージに入れられた犬はもちろん、私たちもかなりのストレス

　　　でした。その上　この犬は「噛み犬」で、可愛いと近づいてきた人にかみつき、そのうち

　　　２人は医者にかかるほどでした。結局　この気性で捨てられたのでしょう。

　　　それから１ヶ月。

　　　知人の紹介NPO団体「保健所の犬猫を救う会」というところのお世話になり、諸事情を

　　　わかって　引き取って下さるという岩手の彫刻家のところに安住の地を得ることが

　　　できました。そのころは、私たちには何とかなついてきて、全面的な信頼関係とまで

　　　はいかなかったけれども、かみつかれる事はなくなっていましたが・・・。

　　　どういう経緯で捨てられたのか・・・（推定２歳くらい　キャバリアとコッカにミックスとか）

　　　新しい飼い主さんは　こういう犬だからこそ可愛がってやりたいと、岩手から万全の準備

　　　をして迎えに来てくれました。

　　　新しい地でのベンは幸せそうでした。時々送られてきたメールの写真は、のびのびと

　　　田畑の中を走り回るベンが写されていました。

　　　９月、そのベンが、トラックに轢かれて死んだという連絡が突然入りました。

　　　あっけなく・・・、せっかくいい飼い主さんに巡り会えたのに・・・あまりに短い・・・

　　　結局　ベンはこういう運命にあったのでしょう。

　　　もう少し私たちに余裕があったなら・・・と少し悔いが残ります。

　　　それにしても、今回のことでいろいろな活動をしている方たちの存在を知りました。

　　　会報が送られてきて今年は「犬５３匹、猫４匹」が保健所から救われ里子に出された

　　　そうです。

　　　捨てる人がいて、一方で自分の時間をなげうっても不幸なペットを助けたいという人がいる。

　　　

　　　　楽しげに遊ぶだいすけ君を見ていると、すべて人間側の問題だなぁと思います・・・。

 

　　　　何か　重い話になったしまいました。

　　　

　　　　　　　

　　　今日の一冊。赤瀬川原平さんの　楽しい　写真　イラスト付き　本です。

コメント 7

最期がかわいそうでしたけど、タックンさんは一生懸命やれることをされたと思いますよ。私の友達もそんな活動をしています。常に犬猫がわんさか。
噛み犬・・・居ますね。
家のミミも16年も一緒なのに未だに噛み猫。1度は医者に行くほどやられました。心が通い合いません。それでもそこに居るだけでいいかな～～と思う16年。
ワンちゃん広い敷地でリードも取って自由に動けていいですね。こういうところが無くなってしまって、「ドッグラン」なる施設もできる世の中。鎖から開放される時が犬だって欲しいと思います。
by (2005-12-24 10:04) 

こぎんさん　こんにちわ！
こうして犬にかかわってみると、鎖につながれた犬は、飼い主さんによって
幸不幸が大きく左右されるんだなぁと思いました。
噛み猫ミミちゃん、そういう猫だからこそ可愛いと思うものですよね。
わが家にも家にいながら、滅多に顔を合わせないニャンコがいます。
by タックン (2005-12-24 11:35) 

こんちは＾＾　かわいそうでしたねベン君・・。
動物は飼うと、ペットじゃなく、家族になりますからね。
最後まで、おつきあする覚悟がなければ、飼っちゃいけないですよね。
そういいつつ、早朝散歩するのも楽じゃないけど・・・＾＾
by 風の又三郎 (2005-12-24 16:05) 

タックンさん、メリークリスマス！
ベンちゃんは、タックンさんのしてくれた事
きっと良く解ってくれて、喜んで居たと思いますよ。
動物のお話しは・・・もう泣いてしまってコメント書けません。
by 絵瑠 (2005-12-24 21:00) 

座敷わらしっこさん　こんばんわ！
ご訪問ありがとうございます。
そうですよね、家族ですものどんなことでも引き受けなければ・・・。


絵瑠さん　こんばんわ！
こんな話は・・・と思いながらも、つい書いてしまいました。
ベンと出会って１年、区切りをつけたくて・・・
絵瑠さんもこういう思いを何度もされているのですよね。
今夜はヤマト君たちと　楽しいクリスマスイブかな（＝＾。＾＝）
by タックン (2005-12-24 22:31) 

人間側の都合で左右される犬達の運命は悲しすぎますね
昨日、ＴＶの中で「犬達は人間に心開いた一番身近な動物」って
言ってましたっけ・・・・・
by アッキー (2005-12-26 17:19) 

アッキーさん　こんばんわ！
犬はどんな飼い主でも飼い主が１番、
そのけなげさに応えて欲しいですよね。つくづく思います。。。
by タックン (2005-12-26 21:18)