歌を口ずさみながら [日々の眺め]
休みも いよいよ残るは一日。
どこへも行かず 畑(眺めるだけ)と 猫(おおいに遊んだ)と 『富士日記』(やっぱり面白い)で
それなりに充実した休みでした。
『富士日記』の中に 母の好きだった高峰三枝子さんの『湖畔の宿』の歌詞が ちょっとだけ
出てきて ♪~山の淋しい 湖に ひとり来たのも 悲しい心~ と口ずさんだのが始まり
その日から ずっと口に付いてしまい 今だ 気がつくと歌っています。
胸の痛みに耐えかけて 昨日の夢と 焚きすてる 古い手紙のうすけむり~
改めて歌詞をたどってみると いろいろなドラマを想像できます。
晩年 何にも興味を示さなくなっていた母が この歌を聴くと 小さな声で歌っていたのを
思い出します。一番を歌うと 二番は忘れていたらしく すぐ三番に入っていました。
その三番の歌詞
ランプ引きよせ ふるさとへ 書いてまた消す 湖畔の便り
旅のこころのつれづれに ひとり占う トランプの 青い女王(クィーン)の さびしさよ~
さびしさよ~と歌う母の横顔に 夢見る若き日の母の面影がよぎりました。
昭和15年発売。 戦時中に 多くの前線の兵隊さんに愛唱されていた歌だそうです。
母も 日赤の従軍看護婦として戦地に行っていた時期があり この歌を誰かといっしょに
聴いた思い出があるのかもしれません。
(作詞 佐藤惣之助 作曲 服部良一)
- アーティスト: 高峰三枝子
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1994/11/01
- メディア: CD
今日は妹たちが 野菜をもらいにと お弁当とコーヒーを持ってやってきました。
薹のたちはじめた白菜や 育ちすぎてスが入った大根や 不揃いの里芋など
喜んでもらってくれるのには 感謝しなければ。
枯れ草の上で 足を伸ばし しばしコーヒータイム。
帰路に着く途中 また 同じ歌を口ずさんでいるのに気がつきました^^
ちなみに 2番の歌詞は
水にたそがれ せまる頃 岸の林を しずかに行けば
雲は流れて むらさきの 薄きすみれに ほろほろと
いつか涙の 陽がおちる~
富士日記も読んでみたいと思っていた本の1つです。今、たくさん「積読」になっているので、もう少ししたら買おうかな^^。冬の収穫も良いですね。そういえば、この冬はまだ白菜を食べていませんでした。自分も今年の正月用の酒として、また「獺祭」を買いました^^。本年もよろしくお願い致します。
by sakamono (2008-01-06 07:12)
おはようございます^^
この高峰三枝子さんの歌はわたくしも唄った記憶があります。ただし一番だけ^^
昔の歌の歌詞は素晴らしいですよね~
富士日記ですか・・・
タックンさんが読んでいらっしゃるのだから、読んでみる価値あるかしらね~
by (2008-01-06 07:39)
おはようございます。
後1日で長いお正月休みも終わりです。
あれもやれば良かったと今思っても遅いですね。
富士日記ですか昨日ご紹介のお母様ですね。
これは読んだ事が無いので早速
今日は、自転車で区内の図書館を3ヶ所程
予約をすれば傍の図書館で受け取れますが
早く見たいので、それは高くて買えぬ花さんの写真集
湖畔の宿・・・何か齢の所為かな
昔の歌もそうですが演歌でも作詞を読むのが大好き
久世光彦さんのマイラストソングシリーズが愛読書
何度も何度も読んでます。
by junsbar (2008-01-06 08:36)
アマゾンのコメントを見ますと、
エキサイティングとか、相当過激な人とか言う表現とともに、
とても暖かく、ほんわりとした気分になるという、
とても面白そうな本ですね。
by manamana (2008-01-06 09:10)
湖畔の宿、良い曲ですよね。味わいがあります。妹さんたちとのコーヒータイム。絵か映画のワンシーンみたいですね。
by 風船かずら (2008-01-06 10:12)
夕陽の画像ナイスです。
湖畔の宿、意外と歌えるものですね!でもところどころ「こんなんかな~?」って具合です。w
by Ryu (2008-01-06 18:02)
sakamonoさん こんばんは。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ご実家でのお正月はいかがでしたか^^
今年は 白菜漬け挑戦 毎日干しては漬け込んでいます。
「獺祭」は美味しいですね~
これに鱒の燻製があれば最高でしょう^^
by タックン (2008-01-06 18:49)
mimimomoさん こんばんは。
この歌を口ずさむと 華やかなドレスを着て歌う
高峰三枝子さんの姿が浮かびます。
本当に 昔の歌にはロマンス(母が言っていた言葉です^^)が
秘められているのが多いですね。
『富士日記』は 一気に読むという本でなく ちょっとづつ どこから
読んでも 楽しめる本です。私にとっては 元気になれる本かな^^
書店に行かれたら パラパラめくってみてくださいね。
by タックン (2008-01-06 19:02)
junsbarさん こんばんは。
junsbarさんも 明日からお仕事ですか?
junsbarさんのページで 花さんの本の紹介があってびっくり^^
『富士日記』には 花さんの小さい頃のことも書かれています。
久世光彦さんのマイラストソングシリーズも 面白いですね~
どんな歌でも 久世さんの思いを通過すると 魅力的な歌に
なってしまう^^
by タックン (2008-01-06 19:12)
manamanaさん こんばんは。
武田百合子さんは 自由奔放な世界を持っている方だったようです。
山荘での暮らしを 淡々と書きつづっているのですが 読んでいる内に
いっしょに その暮らしを楽しんでいるような気持ちになります。
後で判ったのですが 夫の武田泰淳は 戦争という自分の重い経験をテーマに小説を書いていた作家で 『富士日記』を書きながらも その重さを いっしょに引き受けていたことを知りました。
武田百合子という女性の魅力が どこからも感じられる本です。
by タックン (2008-01-06 19:26)
風船かずらさん こんばんは。
湖畔の宿 ご存じですか?
最近は 自分の若い頃の歌を飛び越えて もっと昔の歌が
懐かしく感じるようになりました。
母や父が 歌っていた時代が懐かしいのでしょうか^^
空を眺めながらの ホットコーヒー
飲みながら あぁ~あ と。リフレッシュタイムでした^^
by タックン (2008-01-06 19:35)
Ryuさん こんばんは。
今年も 楽しいお付き合いを どうぞよろしくお願い致します^^
この日の夕焼け ふっと振り向いたら空が燃えていました。
太陽が丸いままゆっくり沈ん行く 神々しい光景に見とれました。
そうなんです 湖畔の宿 歌えてしまうのが可笑しい^^
by タックン (2008-01-06 19:42)
お母様は従軍看護婦だった方なのですか。
青春時代が戦争まっただ中だった時代、愛唱されていた歌だったのですね。
by レイン (2008-01-06 20:54)
レインさん こんばんは。
母の古いアルバムをめくると 従軍看護婦としていきいきと活躍
していた頃の若き母が たくさん写っています。
生涯 「赤き十字」の帽子をかぶったことを 誇りに思っていたようです。
この歌のような 恋物語もあったのかもしれません^^
by タックン (2008-01-06 22:07)
タックンさん、こんばんは。
最後のお写真、素敵ですネ。
この様に夕景を撮ってみたいと思うのですがとても難しそうです。
by 絵瑠 (2008-01-06 23:25)
湖畔の宿 懐メロで歌われていたとはいえ そんな時代の歌を歌えてしまう自分にちょっと驚きです。
おかあさま 日赤の従軍看護婦さんだったのですか。
昔 大病院の婦長さんをされていた方でそのような経験をされたらしいという方がいらっしゃいました。なんだかその方の きりっとしたお姿を思い出しました。
お野菜 もらわれていったんですね。^^
大根のすも 白菜のトウも 油断するとすぐだから 我が家もさっさと収穫しなければと思います。
by 畑の帽子 (2008-01-06 23:25)
いいお正月の時間をすごされたようですね。
里芋と大根・・・お正月は野菜も高騰します。
昨日までの値段と大違い・・・たぶん、同じ野菜のはずなのに・・・
なので・・・羨ましい。
母も何にも興味を示さなくなって・・・会話も弾まないです。
唱歌が好きで、自分で揃えたCDがあるのですが、それをかけても・・・喜んでいるのか・・・喜怒哀楽が。。。全くつかめないのです(T.T)
by (2008-01-07 09:20)
お早うございます。昔の歌は歌詞がいいですね。
御母堂、従軍看護婦さん!苦労されましたね。
白菜もう薹立ちですか。こちらはぼちぼちと収穫です。
by 夏炉冬扇 (2008-01-07 09:53)
絵瑠さん こんばんは。
今日から仕事でしたが まだ頭の半分がお休みモードです^^
今の時期 夕焼けがきれいですね~
私も 絵瑠さんが撮ってらした夜景などを撮ってみたいと思っているのですが・・。
何しろカメラが(カメラのせいにしています^^)
by タックン (2008-01-07 20:53)
畑の帽子さん こんばんは。
戦時中 日赤の看護婦は兵隊と同じだったと言っていました。
あの母が・・・写真を見ながら こんなにキリリとしていたときがあったのかと驚きです。
歌には 時代の空気が感じられますね。
やはり暖かいのでしょうか 野菜があっという間にお化け状態に^^
近所の人にもと 無理無理持たせてしまいました。
by タックン (2008-01-07 21:03)
こぎんさん こんばんは。
野菜の出来過ぎ ホント贅沢な話なのですが採って来てしまうと
早くたべてよと もう 脅迫されているような気分
毎日 同じ食材料理ばかりです(^^;)
お母様のこと・・・老いていく不安は どんなにカバーしようとしても
わからないのかもしれません。「死にたい」という母に「お迎えが来ない間は 生きてなくてならない理由があるのよ」と 何度言ったことでしょう。出来ることは 側にいることだけなのかもしれませんね。
お母様の「老い」と戦わないでくださいね(無責任なことを言ってごめんなさい)。
by タックン (2008-01-07 22:03)
夏炉冬扇さん こんばんは。
本当に 昔の歌は 言葉が大事にされていたような気がします。
一行一行にドラマが読み取れて・・・短歌の世界でしょうか。
そういえば 母もときどき短歌を詠んでいました。
とても素直な歌です。いつか夏炉冬扇さんに見てもらおうかな^^
白菜は 2種類蒔いたのですが 大株の方が薹立ちです。
うまく丸まらないのもあって 来年はこれはやめようと話したところです。
by タックン (2008-01-07 22:18)
お茶屋さん こんばんは。
お訪ねいただいてありがとうございます^^
by タックン (2008-01-07 22:20)
タックン様のお母様は、高峰美恵子さんでしたのね。
家の母は、三橋道也です。
洗濯しながら「おおい、なかむらく~ん♪」なんて口ずさんでいたのを思い出しました。
昔は、テレビがありませんから、ラジオから流れる歌声が自然と耳に入ってきましたね。
文学などにも程遠い母でしたが、料理だけは完璧主義者。
少しでも、母の血を受け継げればよかったのに。
教わりたいと思うときには、もういません。
by mamire (2008-01-08 17:56)
mamireさん ふたたびこんばんは^^
三橋美智也さんですか 「古城」が口から出てきます。
これは 私も好きな歌でしたけど^^
「おおい、なかむらく~ん♪」も 楽しい歌でしたね。
本当に昔は 誰もが共有出来た歌がありましたが
今は 何が流行っているのか さっぱり・・・
私がオバサンだということもありますが^^
お料理のお上手なお母様でしたか 羨ましい。
私は いつも友人宅を訪ねると 美味しそうなお料理がでてくる
のに驚いたものです。
ときどき見せてもらうmamireさんのお料理も 美味しそうですよ^^
by タックン (2008-01-08 22:43)
ふと口ずさめる歌があるというのは、もしかしたら幸せなことかも知れませんね。
『湖畔の宿』は、独特の節回しと寂しげな歌詞が印象的でした。
和製ブルースとでもいうのでしょうか、その哀調が心に沁みます。
お母様の思い出の歌だったのですね。
美味しそうなお野菜がたくさん・・・
私もタックンさんのようなお姉さんがほしいです!
by パキちゃん (2008-01-09 07:53)
タックンさん、こんばんは☆
私も実は小さい頃から、古い曲大好きでした。
祖母も父も叔父達も、歌謡曲が好きで、演歌はいつも聞いていました。
懐メロは、すきですね^^
昭和の歌謡曲ヒット集なんて、聞きますよ^^
内山田洋とクールファイブ、石原裕次郎もほぼ昔の曲は歌えます^^
友人達に年ごまかし?といわれます。
うふふふ。
雲の写真素敵~^^
やはりタックンさんのブログは、私の癒しです^^
by michan (2008-01-09 16:50)
お仕事が始まってまだ水曜日。
お元気ですか~(^^)
お母さまの好きだった歌・・・・・
それを口ずさむタックンさん。
お二人の思い出の歌ですね。
by (2008-01-09 20:27)
パキちゃんさん ふたたびこんばんは^^
和製ブルース そうですね~ ブルースですね。
母は 淡谷のり子さんのブルースも好きだったのですよ^^
この歌を聴くたびに 母も若い日があって 夢見た日々が
あったのだと 一人の女性としての母を思います。
by タックン (2008-01-09 23:00)
michanさん こんばんは。
michanが懐メロ好きなんですか?
内山田洋とクールファイブ、石原裕次郎・・あらら^^
「小樽の女(ひと)」も歌えそうですね~
裕次郎さんの「北の旅人」大好きです。
冬の青空は どこか優しい空ですね。
michanの北海道の空と雲も 素敵ですよ~解放感がいっぱい!
by タックン (2008-01-09 23:09)
アカシアさん こんばんは。
何とか元気ですよ~^^
休み明けから 忙しく毎日残業です。
お正月休みなどあったかしらと思うほど^^
この歌 今だ無意識に口ずさんでいるのですよ。
同じフレーズばかり・・・エンドレスです^^
by タックン (2008-01-09 23:15)
湖畔の宿のモデルになった湖は…
家から30分の榛名湖だと聞いたことがあります。
湖を見下ろす公園でメロディが流れてたりしたような?
by GUSUKO-BUDORI (2008-01-09 23:50)
GUSUKO-BUDORさん こんばんは。
作詞家の佐藤惣之助さんが残された手紙により
この歌のモデルになったのは榛名湖だそうですね。
どんな感じの湖なのでしょう・・・いつか訪ねてみたいです。
GUSUKO-BUDORさんの森も そっとのぞいけたら・・・^^
by タックン (2008-01-11 22:37)
私はようやく冬休みとなりました(^^)
そらで歌える歌はあまりなくて、どれも古い唱歌ばかり。
そういうのだけ、しっかりと体にしみこんでいるのですよねえ。
by はてみ (2008-01-14 20:56)
はてみさん こんばんは。
ようやく冬休みですか はてみさんのお仕事も大変ですね。
私は今日一日 仕事でパソコンの前に座っていましたが
肩がパカパカ 根の詰める仕事は辛いです ^^;
古い唱歌なら~^^
私は歌った覚えのない懐メロばかり口ずさんでいるのが驚き^^
by タックン (2008-01-14 22:09)