今日の通信隊（１月３１日） 冬空 [深谷通信隊の四季]
１月も 今日で終わり。大きな行事が終わってホッとしています。
今朝は 風が強く 久しぶりに澄んだ青空を見上げることができました。
会う人ごとに「寒いですねぇ」の挨拶。バス停に立つ人も 背を丸めたまま。
バスに乗って 窓の外を眺めていたら ふいに川上弘美の『おめでとう』の
中にあった「冬一日」という小説を思い出した。
だいぶ前に読んだ本だが この「冬一日」は印象に残っている。
不倫関係にある男女が 普段はホテルで会って別れるという関係だけの付き合いが
この冬の一日だけ 留守を頼まれたある部屋で 二人で買い物をし 鍋を作り 食べる
という時間を過ごす。ほんのちょっとだけ 二人に日常が訪れる。
食べ終えると 二人で食器を洗い 元に戻し なにもなかったように部屋を後にする。
お互いに 心を振り返えさせながらも いつものように違う方向への電車に乗って帰って
行くという ただそれだけの小説だった。
「冬一日」 こういう恋愛もあるなぁと。
そんなことを思い出しながら 見た今日の空でした。
今晩は
改めて先回の日記にもコメントを書かせて頂きます。
by junsbar (2008-02-01 01:38)
おはようございます＾＾
まさしく冬空ですね～ 寒い毎日・・・
不倫・・・こればかりはどうも馴染めないわ～＾＾
by (2008-02-01 04:51)
タックンさん
おはようございます！
なんだか切ない感じもしますが温かい感じがするのは何故でしょう。
晴れ間、私も先日見ました。
気持ちいいお天気でした。
by (2008-02-01 05:25)
雨の多い一月だったので 晴れた日が続き青空が見られるとまるで春が来たかのように嬉しくなります。でも外は寒い冬。
このような恋愛を肯定できない自分です。ごめんなさい。
やさしくないのかな。
by 畑の帽子 (2008-02-01 09:36)
風の強い日の空と雲ですね。
『センセイの鞄』『パレード』など、結構読んでいる作家なんですけど、
それは知らなかったです。
評価が高い作家ですけど・・・どうも私もいまいち・・・
まだ、お子様なのかな？
by (2008-02-01 16:53)
川上弘美も、『おめでとう』も知りませんが「冬一日」、なかなかにグッド。非日常の日常ですね。「入れ箱」になっている。
楚良が明るい。こちらもです。
by 夏炉冬扇 (2008-02-01 18:18)
junsbarさん こんばんは。
お忙しいのに わざわざありがとうございます。
コメント 無理をしないでくださいね。
読んでくださった印だけで 感謝です。
by タックン (2008-02-01 21:46)
mimimomoさん こんばんは。
今日もすっきり晴れた青空でした。
週末だぁ～ ルンルンです＾＾
不倫は・・・ 私もなじむことはないと思いますが＾＾
この小説 機会があったら読んでみてくださいね。
「冬一日」という題にも惹かれました。
by タックン (2008-02-01 21:54)
moziさん こんばんは。
そう・・・切ない小説なのですが この一日に 互いに封じ込めていた
思いが静かに流れて いっとき幸せな日常の時間を過ごすのです。
やっぱり青い空はいいですね～
ブログを 青だけで埋めてみたい気持ちになりました＾＾
by タックン (2008-02-01 22:06)
manamanaさん こんばんは。
ナイスをありがとうございます＾＾
by タックン (2008-02-01 22:07)
畑の帽子さん こんばんは。
いえいえ こんな関係を認められないのは当然です＾＾
私も小説の中だけ こんな恋愛もあるのだなぁと。
たぶん これ以上互いの距離を縮めることはしないのでしょう。
だから成り立つ恋愛なのかもしれませんね。
青い空も 風がないといいのですが やっぱり寒いです＾＾
by タックン (2008-02-01 22:26)
こぎんさん こんばんは。
『センセイの鞄』『パレード』にしろ 川上さんの小説は
一歩踏み出さないところで語られる恋愛が多いですね。
何だろう？ 小説の中の ある一瞬に付き合っているという
感じがします。
大人（？）の小説なのでしょうか＾＾
「冬一日」 機会があったら是非・・・こぎんさんの感想を
聞いてみたいような・・・。
by タックン (2008-02-01 22:33)
夏炉冬扇さん こんばんは。
あっという間に一週間が過ぎています。
ようやく週末 明日の朝はだいちゃんとの散歩です。
非日常の中の日常・・・だから切ない・・・
この本 夏炉冬扇さんも 機会があっら是非 短い小説です。
マーマレード お願いしました。届くのが楽しみ＾＾
by タックン (2008-02-01 22:44)
冬の空、という感じですねぇ。
不倫関係の２人にとって、ささやかな「日常」を過ごした１日が、逆にぎこちないというか、寄る辺ないというか．．．そんなふうに読んでしまいました＾＾；。
by sakamono (2008-02-01 23:55)
川上さんが、そんな作品を書かれていましたか。
不倫だと普段の家庭的な生活というのが望めませんね。でも、そうなってしまう場合もあるでしょうね。たまたま、その日だけ普通の夫婦のような日が送れたというのがほっとして嬉しいでしょうね。
小説家は体験の投影というのも出てしまいますから、川上さん、ひょっとして、それに、山雨も…その辺りのことは僕にも追及しないでくださいね。（笑）
では、またお寄りします。（＾。＾）
by 山雨 乃兎 (2008-02-02 18:24)
こんばんは＾＾ いい空ですね。
いつまでもこの風景があるといいなぁ、と 何故かつくづく思いました。
不倫とは・・・自由に恋愛しているつもりでも、この社会では不自由なもの。
ある一面から見ると、その不自由さにストイックな魅力があるのかも。
（この小説を読んでいませんので、ここの場面だけでの話ですが）
何事もないかのような表面の描写から、男女の内なる思いを想像させられます。
人の心というものは、正解が無いものに囚われるのでしょうか。
by パキちゃん (2008-02-02 18:29)
sakamonoさん こんばんは。
＞寄る辺ないというか・・・という言い方
久しぶりに聞いたことばです＾＾
そういう感覚なのでしょうねぇ・・・あまりに日常的な動作をすると
お互いに し～んと見つめ合ってしまったり
会話が真剣にならないように 言葉を選んだり と
そんな表現がありました。
こんな恋愛もあるなぁ・・そればっかりです＾＾
by タックン (2008-02-02 20:19)
山雨 乃兎さん こんばんは。
ご無沙汰してゴメンなさい＾＾
川上さんはお好きですか？
川上さんの小説を読むたびに こういう感覚ってわかるなぁと
同じ女性（子宮で書くという感覚ではなく）であることが 嬉しく
なります。
書くことには なにかしらの体験が投影されるのでしょうか。
山雨さんの小説に流れる濃い時間・・・すごいなぁ＾＾
by タックン (2008-02-02 20:57)
パキちゃんさん こんばんは。
本当に いつまでもこの風景が残ってくれることを願ってしまいます。
不倫という言葉では この小説をうまく表現できなかったのかも
しれません。
互いに家庭があり その守るべき家族との日常からちょっと離れた
ところにある 自分たちの時間。
ホテルで会っているときは もっともっと日常的な会話があるのに
その日常に 二人で向かい合ってしまうと 言葉を選んでしまう。
こんなものなのですね こういう関係は＾＾
冬の一日の そんな二人の密な時間を想像します。
by タックン (2008-02-02 20:58)
タックンさん、こんばんは。
とても素敵なお写真ですね。
タックンさんは沢山の御本を読まれていらっしゃるので
文章ももお上手なのですね。見習わなくては、と思います＾＾
by 絵瑠 (2008-02-02 23:29)
絵瑠さん こんばんは。
雪がふりましたねぇ～
横浜は７センチといっていましたが 戸塚はもっと積もったようです。
こんな青空も好きですけど 雪の原もいいですね＾＾
こんな日を 絵瑠さんはどんな短歌に詠まれるのでしょう。
by タックン (2008-02-03 19:19)
我輩は長らく小説という物を読んでおりません。現役時代はカバンの中に何かしら品という物が入っておりましたが…。今はスケッチ入門書を読んでいます、いや、見ていますかな…？不倫っていつ頃からポピュラーな言葉になったのでしょうか？
by Ryu (2008-02-04 18:10)
Ryuさん こんばんは。
私も 以前と比べたらずいぶん本を読む時間が少なくなりました。
こうしてブログにも時間がとられるし＾＾
バスの中で パラパラ読むだけです。
この小説で言えば 不倫という言葉で表してしまうのはちょっと
違う気がします。
では何？と問われると やっぱり不倫関係なのですが・・・
愛の一つの形なのでしょうか。
by タックン (2008-02-04 21:57)
どんなコメントがつくかなと興味を持っておりましたが、
読んでいないので私はコメントしないのが適当でしょうね。
by 春分 (2008-02-06 22:07)
春分さん こんばんは。
是非 是非 読んで感想を＾＾
こんな分野の小説はお嫌いですか？
by タックン (2008-02-06 23:05)